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作画



作品名 カタリベたちの音楽

技法 Digital Giciee

制作年 2013 年 

サイズ 58×55cm

天の川が映る池で唄う鯉と、その唄に耳をすませる狼。初夏の薫風に乗って、その音楽は心へ直接届けられる。


作品名 ハルシオン

技法 Digital Giciee

制作年 2008年

サイズ 26×55 cm

この時、私は新しく生まれたばかりの真っ白い人だった。まるで厄の全てがはがれ落ちたみたいに、気持が新しくて、白い絵をとにかく心の底から求めて描いた

岡田尚子の代表作とも言える作品


作品名 路しるべ

技法 Digital Giciee

制作年 2007年

サイズ 29×67 cm

「いざない」と同時進行で制作。

逆光美を強く意識し、

求める先に多くの望みを抱いていた。

その望みがあまりにも先で見えないために

美しさをとにかく追求する事になる。


作品名 ながい話

技法 Digital Giciee

制作年 2009年

サイズ 32×86 cm

白昼夢をさまようように森を歩く。

森はまた海のように、

人の住処ではない事を知る。美しさと

同時に、踏み込みをためらう怖さがある。

私はそういう少し怖い森が好き。


作品名 回想

技法 Digital Giciee

制作年 2010年

サイズ 42×71 cm

狼とカラス、秋の森。ノスタルジックな風合いは、和紙の滲み。夢と現実の狭間の、ちょうど心地いい空気を醸してくれる無言の二匹が想う事。思い出そうとしている事。それぞれの違う感情。でも一緒にいる事。


作品名 もくれん

技法 Digital Giciee

制作年 2010年

サイズ 56×37 cm

まるで、風景に落ちた一点のしみのよう。

そんなカラスの特異な存在感はとても面白く

飽きる事がない。

逃れられないコンプレックスが例えば

そこにあったなら、もし、そんなカラスが

本当にいたとしたら、

私は心の底から愛おしく想う。


作品名 とむらい日和

技法 Digital Giciee

制作年 2012年

サイズ 67×58 cm

カゲロウの一瞬で昇華し消える、

その儚さの中にある透明感。

弱さは強さである事を、この時知った。


作品名 記憶を探しに

技法 digital(一部水彩) Giciee

制作年 2012年

50×65 cm

闇は立ち塞がる巨大な穴で、

飲み込まれる先は輝く宇宙かもしれない。

冷たい雪と凛とした決意と。


作品名 あゆの風

技法 Digital Giciee

制作年 2008年

サイズ 37×57 cm

あゆは夏の季語。高地の池とオオカミ、

湿った南風に踊る野草と、厚い雲。

目が合った瞬間に捉えられ、目を離せば

きっと居なくなる。張りつめた空気。

それくらいにまだ何も彼を知らなかった。


作品名 風と消える

技法 digital(一部水彩) Giciee

制作年 2011年

サイズ 42×52 cm

盛夏、力強い生命の匂いを運ぶ突風に、

微かな次の季節の気配。

水墨画を意識したモノトーンと、より忠実な

空色。普段より描き込みを控え、

勢い良く描いた作品。


作品名 あめあがり

技法 Digital Giciee

制作年 2015年

サイズ 59×58 cm

雨上がりの森の中に確かに感じた存在。

目を凝らしてみてしまうと見えなくなって

しまいそうな。

大切なものはそっと寄り添うように

あるのかも。


作品名 明るみに

技法 Digital Giciee

制作年 2016年

サイズ 55.3×38.8 cm

鏡のように静かな湖面にたたずむ

狼とカラス。水に映り込む森はどうして

こんなに揺るがないのか?

ずっと書きたかった土星がいれられた

作品。


作品名 心音

技法 Digital Giciee

制作年 2016年

サイズ 49.7×54 cm

大好きな季節、秋を描いた作品。

木立の向こうには鼓動のように宇宙が

息づいているのかもしれない。

閉じた目を開けると消えてしまうかもしれな

いのだけれど。